● 舞台背景 ●

昔はいわゆるファンタジーだった世界も、時間の流れとともにちゃんと科学が発達し
内燃機関や銃や砲が、剣と魔法とモンスターetc、その他ファンタジックなもろもろを壊滅させてしまいましたとさ
人類は発展しました。めでたしめでたし

そんな時代に、今更マジックユーザーをやっている兄妹と
未だにドラゴンをやっている生物がおりました。




 ---号外!---
 古来より数々の船を、空海問わず飲み込んできた絶海の浮遊群島。
 この魔のサルガッソー海に迷い込んだ、一隻の豪華客船が消息を絶った。

 まさに世紀の海難事故、乗客の生存は絶望視されていたが・・・数日後。
 漂着した救命艇の中に、全乗客が昏睡した状態で詰め込まれているのが発見された。
 いずれも生命に別状どころか、外傷も漂流による体力の消耗もなく、
 手荷物まで各々が携えた状態であったという
 この奇妙な事件を受け、各国は──


  アカガネ 「というわけで出発の準備だ。

  リゼ   「うん、話は短くって普段言ってるけどちょっと今回省きすぎ
        まずその新聞を降ろそうか。
        だいたい いつまでその姿と名前を使ってるのかな真鍮竜さんよぅ?

  アカガネ 「人間の食べ物は、やはり人間の舌で味わうのが一番おいしい

  リゼ   「じゃなくて出発のほう

  リオン  「ふたつ質問したリゼさんが悪いような気が。あ、菓子足しますか

  リゼ   「我が家のお菓子が滅びてしまう。求む勇者。ドラゴンスレイヤー経験者優遇

  アカガネ 「んー?若い竜なら、君たちにだってやれる力量はあると思うけど
        足りないものがいくつもあるねー。

  リオン  「まず相手がいませんがな

  アカガネ 「あと仲間かな、人間なら戦士とか盗賊とか4〜6人欲しいね。
        そして実力に見合った装備が足りない!

  リゼ   「・・・今の時代にあんたの基準の装備を"整える"と、博物館とか襲うしかなくなるよ

  リオン  「はあ、そこでサルガッソーで古いもの漁り、ですかい。

  リゼ   「現代じゃそれ違法行為。下手すると心拍センサーつけた特殊部隊がやってくる

  アカガネ 「ふふん。既に話は通してある!
        どこよりも速い調査隊、それが我々三人!拾い物は、古いのならテイクアウト黙認だ!
        ・・・ってことで手を打ってきた。

  リオン  「やべえ。国家権力と話せるドラゴンのコネってこわい

  リゼ   「うんうんよろしい。では本当の目的を言おうね

  アカガネ 「いわゆるマジックアイテムは全部あげるから、
        金銀宝石の類は全部、とは言わないけど大部分欲しいなー、なんて
              ニュース聞いたら久しぶりに増やしたくなっちゃって。

  リゼ   「・・・洞窟に貯めてその上でゴロゴロするっていうアレ?

  リオン  「やべえ。年とっても変わらないドラゴンの本能ってこわい

  アカガネ 「本能言うな。
        このお菓子と同じくらい、竜にとっては魅力的なんだよ。金銀。

  リゼ   「だいたい理解できた。損しない話だし、行こうか

  リオン  「豪華客船か・・・まあ、事故調や保険屋が助かるなら、ちゃんとしたお仕事か



とまあ 色々あって物語は始まった。